2011年6月5日日曜日

「ここでいい写真が撮れるんですよ。」

紀伊半島の
中心部標高約800m前後の
山の中沢山の建物が立ち並び
お遍路さんが列をなし
般若心経を唱える山。

ゴールデンウイーク間近の
週末のことだった。
「Mr.Smith,いつくるんですか?」

Uターンで故郷に帰った
ファルコンに電話をし一通り近況を話すと
またもや僕にそう尋ねた。

これも流れ?
どんな?
確かに僕は学生時代
初めて高野山に行ったとき
びっくりし
カンドーし
その寺院の荘厳さに驚き
一番驚嘆したのは空海が日本語の基本となる
50音をいろは歌で完璧に整理したことや
日本文化の根本となる
体系をこの山で構築した
すごい人だった
僕もそんな人になりたいと
思い上がりうぬぼれたけどさ。

全日空にメンバー登録をiPhoneでしたら
三日前でも新幹線よりかなり安く
予約できチケットなしのバーコードで
完璧flux状態スルー状態だった。
カバン一つだけで軽く訪れた
講堂への渡り廊下にこの枯山水があった。




この水と島の様子がいつ始まったのか
誰か知っているだろうか?
この作業を最初に指示した人から
何人この作業に携わっただろう?
僕が知る由もないが

ただ何十年ぶりに誘われ訪れた
そこにあったのはまぎれもなく

水の流れだった。





僕が知ろうと知るまいともう既に流れ始めていたのだった。
きっとこの水の流れはゆっくりたおやかにゆるやかに
このとき僕のところにやってきて
驚いた僕にはおかまいなくそのまま流れていくのだろう。

「乗るか乗らないかは君の自由だ。」


Water flux.




2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いやー
文体と文章の流れで思わず
引き込まれました。

特に川の流れと枯山水のphoto
その対比が絶妙かと。。。

和歌山には、魂の故郷「高野山」以外にも
神宿る「熊野古道」から「熊野速玉神社」や
自然を凝縮した島「神島」など訪問した人の心を震わせるスポットがまだまだあります。

ぜひまた、神宿る国「紀の国和歌山」へ
訪れてください。


ファルコン

Streamer Smith さんのコメント...

和歌山 熊野古道。

紙やドル国。

いや

神宿る国

和歌浦の景色も忘れがたく

今度はそれを思い出し

書きたいと思います。

その節はつれていただき

ありがとうございました。

和歌山城の大きさにも

圧倒されました。

コメント遅くなり申し候。