その店の前は
浦和駅で降りるようになって
数えきれない程通り過ぎたに
違いなかったし
最初に目にしたのは
恐らく十年以上前だったろうが
飲食店が並び
昔ながらの石畳の
休日や昼時には
自転車や人を避けられないくらい
の幅の小道で
旧中山道へ向かう
中程にあったが
足を踏み入れたのは初めてだった。
その壱 |
あるとき急に抹茶が飲みたくなり
テキトーに点ててみたが
どうも百円均一の器では
心地がわるく
機会あるごとに
昔ながらの商店街らしきところの
なんとか園という名前の
お茶屋さんや陶器屋さんを覗き
値段や手触り 色 模様など
ど素人だからこそ
手頃で気に入る茶碗を探していた。
萩 井戸茶器 その弐 |
何かおさがしです?
上のようないきさつを話すと
何年もお店をきりもりしてきただろう
二人の女性は
いいことですそれはと始めると
この辺りのものもいいですが
萩焼はどうでしょう?
七化けするといわれ
薄茶を点てて大切に使い込んでいくと
どんどん器の色が変わっていき
器の趣き
味わい楽しめます
「萩の七化けと言うんです。」
七変化のような意味。
勢いづいてとても親切に
教えてくれた
その参 |
器には焼き物のグレードがあるらしく
紹介はまたの機会にゆずるけれども
マジックの手書きでの
『セール中』
の黄色い紙に誘われて入ってしまったが
卸価格で正価の半額。
店名:増幸 浦和店 048−822−3814
埼玉県 さいたま市浦和区 仲町1丁目4-16
その四
その伍 |
その六 |
きっかけは衝動なのか
あるいは成分補給か
幼児期記憶の退行か
午後のひとときに
茶筅を回して
一服いただき増す。
七化けするのは
器か
それとも。
Traditinal flux.
4 件のコメント:
そういえばお抹茶って久しく飲んでないなぁ。子供の頃は茶道を習っていたりして、何かとお茶と接する機会はあったのに、最近はコーヒーばかり飲んでる気が。たまにはワタシもお抹茶をたててみようかな。あ、でも我が家にはお抹茶茶碗がない。。。今度実家でせしめてこようっと。
Ohahaさん
コメントありがとう、
アロハブログ真似ています。
楽しい内容なので、思わず読んでしまう。
ボキャブラリが的確、豊富。
ご家族の楽しい様子も
レイの様子も、伝わりますね。
ご実家にはすごい茶碗あるぜ、多分。
では。
ブログアドレス交換しました、吉野です。
さっそく来ちゃいました。
静謐な空気の流れるブログですね。
暑さが少し和らぐ気がしました。
私のとは対極です(笑)
吉野さん
http://ameblo.jp/cocco1026/
タイキョクしてしまいましたねえ。
対局。
僕も寄りました。
ハッとしましたね。
吉野さんの影響で
この自分のブログ面白くねーと
感じ、
どっかマネしたくなってきました、
キャラクターのお目めと鼻息に
吹き飛ばされたら変わるかも。
さあ、この流れ Fluxは
いずこへ連れて行くのか。
ありがとう。
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